4日の米金利先物相場は急上昇。朝方発表された12月の米雇用統計が弱かったことで、米連邦準備理事会(FRB)が景気悪化に対処するため大幅利下げに踏み切るとの観測が強まった。
1月29─30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%利下げが行われる確率は70%。オーバーナイト時点では38%程度だった。
グローバル・インサイトの米国エコノミスト、ナイジェル・ゴールト氏は「市場は(1月FOMCで)最低0.25%の利下げ実施を確実視しており、ここにきて0.5%利下げの可能性も強まっている」と述べた。
金利先物は1月FOMC以降も大幅利下げが行われる可能性を織り込みつつある。2008年末時点の金利は2.75%と、05年初め以来となる水準を見込んでいる。1週間前は約3.25%だった。
(ヤフートピックス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080105-00000176-reu-bus_all
■豆知識 FOMC
連邦公開市場委員会(れんぽうこうかいしじょういいんかい、Federal Open Market Committee, FOMC)とは、アメリカ合衆国の金融政策の一つである公開市場操作(国債買いオペなどを通じて金融機関の資金需給を調節すること)の方針を決定する委員会のこと。
FOMCは、アメリカの中央銀行ともいうべき、FRB(連邦準備制度理事会)の理事7名や地区ごとの連邦準備銀行総裁5名で構成されており、アメリカの金融政策を決定する最高意思決定機関である。定期的に約6週間ごとに年8回開催される他、必要に応じて随時開催される。
声明文は、FOMC開催最終日(アメリカ東部標準時午後2時15分頃)に公表、議事要旨は政策決定日(FOMC開催最終日)の3週間後に公表され、市場関係者にとって今後の米国金融政策を予想する手がかりとなる。
(ウィキペディアより引用)