▼NY株、急反落=消費の冷え込みを嫌気
週末11日のニューヨーク株式相場は、米個人消費の冷え込みを嫌気した売りが広がり、3日ぶりに急反落して引けた。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比246.79ドル安の1万2606.30ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は同48.58ポイント安の2439.94で終了。
急落のきっかけとなったのは、クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスが前日発表した業績見通しの下方修正。中高所得層を顧客とする同社でも延滞が増加していることが嫌気された。
(ヤフートピックス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000027-jij-int
▼FRB議長「必要に応じて実質的行動」
米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は10日、ワシントン市内で講演し、住宅価格の下落や原油高、失業率の上昇などを受けて米経済の先行きに強い警戒感を示すとともに、「必要に応じて実質的な追加的行動を取る用意がある」と述べ、追加利下げに踏み切る意向を表明した。
低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)の大量焦げ付き問題による金融市場の混乱でFRBは過去3回計1%の利下げを実施。今回バーナンキ議長が異例とも言える強い口調で利下げを示唆したことに市場は好感、直後にダウ工業株30種平均が100ポイント以上も急騰した。
(ヤフートピックス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080112-00000066-san-bus_all