伊勢丹は25日、阪急百貨店との業務提携を、同日付で解消したと発表した。両社は「互いにノウハウの蓄積が進み、提携の役割を終えたため」としているが、伊勢丹と経営統合する三越が11年、阪急大阪うめだ本店の近くに新店を開業し、競合関係になることが影響したとみられる。
96年に業務提携した両社は、互いに得意とする衣料品での共同開発のほか中元、歳暮商品の共同調達を手がけてきた。しかし、伊勢丹が三越と統合を決める一方で、阪急も阪神百貨店とすでに経営統合したこともあり、提携関係の見直しが迫られていた。
首都圏が地盤の伊勢丹は元々、三越や高島屋など全国展開の百貨店との対抗上、地方百貨店との連携に熱心だった。阪急のような2社間提携だけでなく、地方百貨店など計32社で共同仕入れ組織も形成している。
(ヤフートピックス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071225-00000127-mai-bus_all
■豆知識 伊勢丹
関東地方及び中国・東南アジアの一部の都市に百貨店を展開する。
2007年上半期時点で、日本の百貨店業界5位。本社は東京都新宿区新宿3丁目14-1。 同社運営による百貨店についても記述する。
1886年(明治19年) - 初代小菅丹治が神田旅籠町(現在、東京都千代田区外神田・秋葉原駅前)に伊勢屋丹治呉服店を創業。
1923年(大正12年) - 関東大震災が起こる。神田店焼失。
1924年(大正13年)4月 - 神田店再建。従来の座売制から陳列販売方式へ。以後、百貨店形式に変更。
1930年(昭和5年) - 株式会社 伊勢丹を設立。新しい出店地を新宿へ決定。
1933年(昭和8年) - 新宿本店開店。当時はアイススケート場を併設していた。
1945年(昭和20年) - 新宿店、3階以上を進駐軍に接収される。
1953年(昭和28年) - 全館接収解除。
(ウィキペディアより引用)